ASUS Zenfone 2 Selfie(ZD551KL WW版)にCM13を焼いて使う

安くてハイスペックなASUS Zenfone 2 SelfieにCyanogenmod 13をインストールして使用しようという話。(2016/3/12)

背景

メインで使っていたSC06D(CM12.1)が、いい加減遅く感じるようになってきたのでここらで買い替えようという気になった。
CM12.1もカーネルのあれこれで話がややこしく、フォローするのがしんどくなったのもある。

で、いろいろスペックやら価格やらを比較検討した結果選んだのがASUS Zenfone 2 Selfieである。
決め手になったのはCyanogenmod 13がDeveloperリリースとはいえ公式portになったこと。Nightlyビルドがつかえるじゃないか。

購入に当たってはいろいろ調べたところ、JP版、WW版、TW版などがあり、ローカライズどころかスペックまで違うとのこと。
普通であればJP版を選ぶのだろうが、なぜかJP版はスペックが劣るうえに高い。日本は甘く見られてるのかな。
ということで、WW版がスペックよくてかつ安いので、WW版を購入。CM13を使う上でもWW版のほうが都合がよかろうというのもある。
ちなみにAmazonで買えるのはJP版のようなので注意。

ではいざ導入作業を。

導入

CM13を導入するにあたって必要な段取りは以下。
  1. Unlock Toolを導入し、ブートローダーをunlockする。(以降、保証がなくなる)
  2. リカバリーROMをTWRPに書き換える
  3. CM13を焼きこむ
なお、作業をするにはAndoroid SDKのツール類やUSB Driverが必要。
Android USB DriverはなぜかSelfie用ダウンロードページに出てこないので他のZenfone用のものを流用する。

(2016/07/29追記)

この作業を行う前に、公式ROMを最新のMarshmallowベースのものにあげておくこと。
CM13 20160702以降から、本体内のファームウェアの前提条件が変更されており、いったん最新のROMを導入してファームを更新しないとCM13がインストール/更新できなくなる


事前のバックアップを

作業する前に一度バックアップを取得しておくと、あとあと何かあっても戻すアテができる。

リカバリーモードに入るには、電源をオフにしボリュームボタンの下を押しながら電源オンする。

起動して来るのは純正のリカバリーツールなので、まずはこれでバックアップを取得する。

unlockする

Bootloaderを書き換えるにはまずunlock作業が必要。
使うのは「Unlock Device App: Unlock boot loader
APKになっているので、野良APKの導入許可が必要。

リカバリーを書き換える

リカバリーを純正からTWRPに変更する。
TWRPのリカバリーイメージはこちら

リカバリーを書き換えためにはfastbootモードで起動する。
fastbootモードに入るには、電源をオフにしボリュームボタンの上を押しながら電源オンする。
ロゴが出た後、左上に「fasttboot mode」という水色の文字が表示されていればOK。
コマンドプロンプトから以下を実行する。

fastboot flash recovery twrp-xxxx.img
fastboot reboot

リブートが走るので、いったん通常通り起動することを確認する。
ちゃんと上がることを確認したら、CM13のROMをSDカードに格納しておく。外部SDのほうが良いかも。
再度リカバリーモードに入り、TWRPが起動することを確認する。

CM13をインストールする

TWRPからCM13をインストールする。
外部SDにCM13を格納した場合はSelect Storageで参照先を切り替えること。
インストール前に、Wipeをしておかないとデータ領域の形式が違うと怒られて止まる場合がある。

インストールが終わったら再起動して、CM13が起動してくることを確認する。